復興の青い種

もう1年半ほどになるだろうか。

2016年4月におきた熊本地震をうけ、関わるようになったBRIDGE KUMAMOTO。

寄附や助成金に頼らず、「クリエイティブで復興を目指す」チームだ。

熊本だけでなく、東京も含め約20名のメンバーが日々アイデアを出し合って活動している。


ふいに起こった天災によって行き場のない苦しさを抱えている人は、この世界に数え切れないほどいる。家族や大切な人を失ったひと、家を失った人、何かを失った人。「自分だったかもしれないけれど、自分ではなかった」ことで、ふいにひかれる境界線をなくし、デザインやクリエイティブを発揮し、誰もが関わりやすい方法を世の中に提案している。BRIDGE KUMAMOTOは、熊本の復興への力になりたいという「想いの集積」。


その中でも、多くの反響をいただいているのが、「BLUE SEED BAG」。

熊本の屋根にかかっているブルーシートを、熊本県立大などのボランティアやワークショップをつうじて綺麗に洗浄し、大分県竹田にある工場で縫い上げている。


先日、GOOD DESIGN賞2017で、BEST100、および審査員の選ぶ一品にも選出された。

ブルーシート集め、洗浄、縫い上げ、発送、ワークショップ、それらすべてに関わっていただいた方全員、そしてお買い上げいただいた方全員に、送られた賞なのだと思う。


この一端に関わることができ嬉しい。もっともっと拡げていきたい。

どこにいても、そこで生きる人たちと共に歩み、希望のアクションを続けていきたい。

Blue Empathy

自然と、人と。 深く連れ合いながら、時に訝しみながら。 一筋の共感を、共に生きる力へ変えていくことに心を注いでいます。 ここでは、自身の取り組みのこと、また世界を旅しながら出逢った景色や、現象や、人を通じて感じたことを気ままに記していこうと思います。

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