20170822_ブルーシード大作戦@鳥取 Bridge Kumamoto


今日で鳥取中部地震から1年。

まさかここで、といわれるような地震。そう、災害は私たちの予想をこえてやってくる。

もう2ヶ月前になるが、鳥取のウッドプラスチックテクノロジー様から「ぜひ鳥取でも開催したい!」とのご連絡をいただき、Bridge Kumamotoメンバー3名で鳥取を訪問した。

昨年10月21日に発生した鳥取中部地震を、皆さん覚えておられるだろうか。マグニチュード6.6、震度6弱を観測した地震により、一時2700名が避難し、300棟ほどの家屋が全壊または半壊となった。すぐに報道されなくなったが、現地を訪れると、いまだブルーシートがかかっている家を多く見かけた。

  

10月で震災から1年。

「鳥取の人たちが希望を持てることをしたい」とのことで、ブルーシートを活用した敷板(イベント会場や農園などで活用されているゴム板)を開発されている「ウッドプラスチックテクノロジー」様と、鳥取に住む人たちを様々な方向から支援されている「とっとり県民活動活性化センター」様からご相談いただき、今回の企画が実現した。

今回は、約40名の地元の方々と一緒に、ブルーシートをカット、洗浄し、約160個分のブルーシードバッグの材料となる70cm×90cmのブルーシート片ができた。炎天下での洗浄は短時間でも慣れないと大変だったと思うが、参加していた子供たちも楽しそうに洗ってくれて、世代を越えて会話も生まれ、とても感動的な時間となった。

     

「ブルーシード大作戦」とは、昨年の熊本地震をうけ、Bridge Kumamotoが主幹となって、屋根を守っていたブルーシートをバッグにし、復興の種にする仕組み。売り上げの一部を復興支援に充てられている。


この時洗ったシート片が、その後大分の工場に送られ、バッグが完成!

本日10月21日〜22日に有楽町の無印良品で開催されているイベントで限定販売され、同じくして鳥取でも寄附つき商品として販売されている(売り上げの一部は震災復興支援を行う団体に寄附される)。あの時洗ったシート、なんとも感慨深い。「一緒につくる」とは、こんなに幸せなことなのだと、噛みしめている。

災害はどこでも起こる。その際に、住んでいる場所を越えて繋がり助け合える仕組みを、クリエイティブの力で希望に変えていきたい。そのような活動を、今後もやっていきたい。

鳥取の皆様、お世話になり本当にありがとうございました!

Blue Empathy

自然と、人と。 深く連れ合いながら、時に訝しみながら。 一筋の共感を、共に生きる力へ変えていくことに心を注いでいます。 ここでは、自身の取り組みのこと、また世界を旅しながら出逢った景色や、現象や、人を通じて感じたことを気ままに記していこうと思います。

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