20171007_日本航空 熊本復興研修コーディネート

2016年9月、日本航空の方から「熊本に社員を連れていきたいので、相談にのってほしい」とのご連絡をいただき、コーディネートさせていただいてから約1年。

今年もお話をいただき、1泊2日の熊本ツアーを組ませていただいた。

(ざっくり、以下のようなスケジュール)

◼︎ 10月7日

9:00 熊本空港着、市内へ移動

10:00-12:40 熊本城観光

13:30-18:00 みずあかりボランティア

19:00-21:00 懇親会

◼︎ 10月8日

9:30-11:30 阿蘇ジオパーク観光

11:30-12:30 道の駅

12:30-13:30 阿蘇の食材をつかった昼食

13:30-15:00 益城町仮設住宅訪問

15:00-16:30 熊本空港へ移動


今回のメインのひとつ、「熊本暮らし人まつり みずあかり」ボランティア。

みずあかりとは、熊本で平成16年から13年間続くお祭りで、市民ボランティア約7000名の手により、熊本城周辺に2日間で約5万4千個のろうそくが灯る。その美しさは言葉を失うほどで、昨年は熊本地震をうけ、全国から復興への祈りが届けられた。

昨年は土砂降り、今年は炎天下。

日本航空のみなさん、話しかけても気づかないほど真剣に作業に入られ、その姿にぐっと胸が熱くなる。こうした関わりが、地元の方にとって、どれだけ励みになることだろう。

昨年灯らなかった水中の灯り。

今年は多くのボランティアの方々が川に入り設置作業をされていた。

瓶に蝋燭を入れる作業。蝋燭が傾くと火がつけられない。

一つひとつ丁寧に作業が進められ、17時頃に終了。


18時、陽が沈んできた頃、灯りびとたちが蝋燭に、一つひとつ、火を灯していく。

暗闇が光に包まれていく。歓声があがる。

幻想的な灯りの中で、一人ひとりが祈りを捧げた。

熊本では、県内の仮設住宅などで生活する人は2017年9月末時点で4万4413人。ピークだった5月末の4万7141人から大きく減っていない。県内の震災犠牲者は、建物崩壊による圧死などの直接死50人に、避難生活での病気悪化などによる関連死を合わせると246人(10月13日時点 時事通信社調べ)に上る。  

「災害で傷ついた方達が、どうか希望を持ち続け元気でいられますよう」

私にできることを、心を込めて続けていきたい。


夜には、熊本市内にある酒場で懇親会。

想いを言葉にし、ぎゅっと距離が近づいた時間だった。

関わっていただいた方へ、感謝しかありません。

また来年も、みんなで平和への灯りがともせますように。

日本航空の皆さん、有難うございました。

Blue Empathy

自然と、人と。 深く連れ合いながら、時に訝しみながら。 一筋の共感を、共に生きる力へ変えていくことに心を注いでいます。 ここでは、自身の取り組みのこと、また世界を旅しながら出逢った景色や、現象や、人を通じて感じたことを気ままに記していこうと思います。

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